美しすぎる図書館:幻想図書館


美しすぎる図書館:幻想図書館
幻想図書館という変わった図書館をご存知でしょうか。図書館でありながら貸出はおろか、所蔵されている本に触れるのも禁止している風変わりな図書館です。
今回は幻想図書館について紹介します。

幻想図書館

その独特のネーミングも然ることながら、「まるで映画のような」と表現したくなるような様式美をもった図書館です。
幻想図書館の正式名称は「王立ポルトガル図書館(Real Gabinete Portugues Da Leitura)」で、ナポレオン軍から逃れたポルトガル王室が母国の貴重な書籍を守り、リオデジャネイロを近代化する目的で建設されました。
1900年までは内部の貴重な本を保護するために一部の関係者以外は利用できない図書館でしたが、公立図書館に変更され、現在では観光客でも利用できるようになっています。
幻想図書館 外観

リオデジャネイロの旧市街、セントロ地区の裏通りにあり、外観がお城のようなため、利用できることを知らなければ入ってはいけない施設だと思ってしまうかもしれません。

独特のルール

幻想図書館に所蔵されている書籍は35万冊以上と大量にありますが、いずれも大変貴重なもので、専門家が研究目的で閲覧する以外は、基本的には本に触れることができないというルールがあります。つまり、図書館ではありますが貸出しをすることはできず、一般の人にとっては雰囲気を楽しむだけの施設となっています。
それもそのはず設立当時、1900年頃の古書が収められているからです。通常の図書館でこれほどの年代物の書物であれば、一般人の目に触れるようなところに並べることはなく、空調のしっかりした保管室に貯蔵されるのが普通です。
幻想図書館 内観

海外の図書館といえば、大きなホールのような場所を想像される方も少なくないかもしれませんが、この幻想図書館は決して大きなものではありません。観光目的で訪れた人も10~20分も見れば満足してしまえるような大きさです。しかし、幻想図書館といわれるだけあって、その雰囲気は抜群です。
天井の大きなステンドグラス、シャンデリア、三階まで所せましと並べられた本の数々はここでしか味わえない雰囲気をつくりだしています。
幻想図書館 ステンドグラス

また、館内の展示ケースにはポルトガルの詩人、ルイス・デ・カモンイスの作品のひとつ、「ウズ・ルジアダス」の初版本が展示されています。
とても貴重な本なので、ぜひ見てみましょう。

おわりに

今回は幻想図書館について紹介しました。入場料は無料で、入口で書類にいくつかの必要事項を記入するだけで利用できます。幻想図書館の独特な雰囲気を味わいに行ってみてはいかがでしょうか。

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